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since 2008/5/19...  脳みそ模様は蜂の巣模様。 
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岩井俊二監督の「花とアリス」を見た。Film Studiesのペーパーのためのチョイスだったけど、思いのほか楽しめた。光が差し込む独特な淡い映像だったり、淡々とした会話の流れ、音楽の使い方が心地良い。この人はリアリティーを追求するというよりも、心象風景のリアルな描写がしたいんだろーなー。人によって好き嫌い分かれる監督だけど、オレはけっこー好きです。「スワロウテイル」は好きな映画リストのかなり上位だし。ツタヤにはVHSしかなかったし、DVDほしーなー。「リリィシュシュのすべて」も少し違う意味で衝撃的だった。残酷な現実と美しい映像のコントラストはなんとも痛々しくて観たくない様な、ずっと観てたい様な、なんとも不思議な気分になる。



あと梅田望夫の「Web時代をゆく」と「フューチャリスト宣言」(茂木健一郎との対談形式)を読んだ。Web関係の本はけっこー好きで色々読んでるけど、梅田さんの著書は個人的に得る物が多いし、とてもワクワクする。ついでに言葉選びのセンスも好みだったりするし。茂木先生もweb新時代にかなり造詣が深くておもしろい議論が展開されている。web2.0的潮流にワクワクしたり、ネットのもたらす未来に大きな可能性を感じる人は読んでみて損は無いと思う。

でも実はひねくれ者根性が激しいから、「Web進化論」がベストセラーだった頃にはこの人の本に全く手を出なかった。圧倒的多数の人が好きだったり、興味のあるものに無意識のうちに嫌悪感を抱いてしまう食わず嫌い癖が。。。いやー、性格の歪みと骨盤の歪みは若いうちに治しておきたいもんですな。



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今日はアートの授業のテスト。でもメイントピックの仏像やら七福神やらにはたいして興味がわかず、Mac初号機↑でプラネテスを見返しながらダラダラ過ごす。机周りはいつもごちゃごちゃ。でもこーじゃないと落ち着かない。身の回りごちゃごちゃさせたい病。

プラネテスは五本の指に入る好きな映像作品。殿堂入り。

作品の舞台は宇宙開発が進んだ近未来の世界。宇宙のゴミ、”スペースデブリ”を拾う”デブリ屋”の話。宇宙に出る人々の様々な想いが交錯する。人の愛、夢、理想、価値観、存在意義。先進国の宇宙資源独占、それに伴って進む国家間の貧富の差、活発化するテロリズムなど、色々と考えさせられる話が多い。

"Planetes"はギリシャ語で”惑い人”。
人は皆何かしら惑いつつ生きている。

夢と野望、愛の狭間でもがくハチマキ。
理想の愛と現実とのギャップに苦しむ田辺。
この二人の惑い人が一つの答えに到達するラストはなかなか感慨深い。

原作マンガもアニメとは少し違っていてこっちもかなりオススメ。

日本のマンガ、アニメ文化は子供向けとかオタクって一言で揶揄されることも多いけど、心に染みる作品も多くてほんとに懐が深い貴重な文化だと思う。まぁ実際には個性の無い駄作も氾濫してるし玉石混合だけど、こんな素晴らしい文化がある日本がオレは大好きです。


今日の一言

「わがままになるのが怖い奴に宇宙は拓けねぇのさ」by 星野五郎

"Opening Song"



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